「ドラゴンボール」
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DB 小説 『サイヤ人にとって尻尾を…とは?』 パン・ブラ編

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彼女達が十代後半の時

ブラが尻尾を生やして、腰に巻いているのを見てパンは最新のファッションかと思ったが、それが動き、後ろで何度か揺れた後に再び腰に巻かれたのを見て驚き、尻尾を指差しながら
「ブラちゃん、それ…どうしたの!?」
「えへへ、今朝起きたら生えてたのよ」
あ、でもパパには内緒ね。切った方がいいって言うんだから。切るなんてあまりにも勿体無いでしょと言った後に驚きながら尻尾を見つめるパンに
「あれ、パンちゃん知らなかった?サイヤ人って元々尻尾が生えてるのよ」
「嘘…パパも叔父さんも生えてないのに…」
「あぁ、それはね…」
ブラがサイヤ人の尻尾の説明を簡単に説明した後に、ちょっと怯えたように尻尾を見つめていたパンがブラの尻尾…見るからに毛並みがよさそうで、天使の輪が浮かび上がる程の見事な毛並みを見つめていた。
それは以前サタンの知り合いの家で見たことある血統証つきで、一匹数十万はする猫の毛並みなどを遥かに上回る程の極上の毛並みだった。
―それにしても綺麗な毛並みねぇ…。 ベジータおじさんはサイヤ人の王族だったらしいから、それと関係があるのかしら?
よくよく見つめていると、つい先程まで恐怖の対象だったのに、触り、撫で回したくなるのは、不思議だ。見る者を虜にするほどの強すぎる魔力を持っているのだろう、王族の尻尾は。
パンが顔を挙げ、ニコニコと笑顔を浮かべるブラ―人を人とも思わないような、見下す言動しかとらない。冷酷無慈悲で血も涙もない女と、よく噂で聞くが、少なくとも孫家…彼女の身内に対しては気品ある王女様だったし、パンと一緒の時は、感情豊かな、明るくて優しい年頃の娘そのものだった。…まぁ、極度のファザコンだけど…そんな事も気にならない程の魅力の持ち主だというのが、パンのブラに対する評価だ。
そんな彼女を羨み、妬んで流されているあまりにも酷いデマだと、パンは思っており、そんなのを信じる世間に憤っている―を上目遣いで見て
「ねっ、ブラちゃん。尻尾触らせて」
一瞬、ブラの表情が強張るが、それはほんの一瞬でパンには気づかれなかった。
「うん、いいよ」
後日、サイヤ人にとって尻尾の重要性をトランクスから聞いた時に、よく触らせてもらえたものだと思い返し、あたしに気を使ってくれたなら、やっぱり彼女は優しい、いい子だと改めて思った。
パンは最初、尻尾を恐る恐る触ったが、触れた途端、今まで経験した事のない程の極上の手触りに、目を見張った。そして、毛並みに沿って撫でたり、尾骨を確かめるように強く撫でたり、あまりの触り心地に頬ずりをした。その最中、ブラのパンちゃん、もうヤメて!という声がしたが、王族の尻尾の魔力にすっかり囚われているパンには、それは聞こえなかった。
更にエスカレートしていく行動に、ブラがいくら何でも、いい加減にしてとばかりに、実力行使に出ようとした時に、パンが唇で尻尾を噛んだ。その時にブラの脳裏に過ぎったものは、幼い頃…4歳くらいの時に交わしたのベジータととのやりとりだった。

『ブラ。サイヤ人にとって尻尾とはとても重要で、民族の象徴だ。生えてきても決して触らせるものじゃない。特に噛まれるなど、以ての外だ』
ベジータが、何やら思い出したのか、顔を赤くしたり、青くする。それできょとんとした彼女が
『噛まれたら駄目なの?噛まれたらどうなるの?』
ベジータが、どこか遠くを見るような、疲れたような目になると
『……トランクスも悟天に尻尾を噛まれてから、数日はずっと泣き暮らして大変だった』
『フーン。ねぇ、そんな事より何で噛まれたら駄目なの?ねぇ、何で?』
この頃の彼女にとっては、トランクスがどうなろうと、あまり関心はない。身内としての、それだけだ。今では多少関心を持ってはいるが、それでも彼女の最重要項目は幼い頃から、父ベジータの事のみだった。
少しの間、言うのを渋っていたベジータが、重い口を開くように
『…………サイヤ人にとって尾を噛むというのは……』

そのやり取りと、続きが頭の中を渦巻くように繰り返され、響いていった。
ブラが尾を噛んでいるパンを、全身真っ青になりながら凝視し
―あ…あたしの尻尾を…噛んで……嘘よ…嘘よ…!嘘!!!!イヤァーーー!!!!
ブラの頭の中で、彼女が、頭を抱えて、絶叫した時に、ブラの様子がおかしいのに漸く気づいたパンが顔を挙げた。その時のブラの顔は…
…あまりの表情にパンの記憶から完全に抹消されたのか、後日彼女が幾ら思い出そうとしても全く思い出せなかった。ただ、とてつもなく恐ろしい顔をしていたという事だけは、辛うじて思い出せたが。
「ど、どうしたの…!?」
この時は、本当にこれしか言う事が思いつかなかったらしい。
その瞬間、ブラの目がカッと見引かれると、気の突風が彼女を中心に放たれた。パンは寸前でガードしたが、数メートル以上は軽く飛ばされた。そして、気が主の心境を表す中、激しく、近くにあるものを薙ぎ払う勢いで放出された。
それが治まった時には、半径数十メートルは地面が深く抉られ、クレーターになっており、パンは全力で防御したにも関わらず、防ぎきれなかったのか、全身切り傷だらけで所々火傷を負っていた。
パンが、ガードを解いた時に、彼女に近づきながら
「もう!!ブラちゃん!!急に何するの!?」
幾らなんでも、これは酷すぎるではないか!突然こんな…!!サイヤ人じゃなかったら、確実に死んでたわよ!?
それ以外にも、頭に渦巻くのはブラに対する文句の山だった。それを言おうと近づいて彼女の顔を見た時に…言うのをやめた。
彼女は涙を堪え、今にも泣きそうな表情…この世の終わりのような、悲しみに満ち溢れた顔をしていたからだった。
パンが足を止めたと同時に、ブラが顔を真っ赤にして、泣きながら
「パンちゃんの下品!!!パパにも、そんな事…されたこともないのに!!!!大嫌いっ!!!」
一部、聞き逃せない言葉を言われたが、とにかくブラがそう絶叫すると同時に、唖然とするパンを置いて、泣きながら物凄いスピードで飛んでいった。



まぁ、その内修正するとは思いますが…
次はトランクスが泣き暮らした原因の話か、ベジータが尾を切る切欠になった馴れ初めの一部のどちらかになると思います。

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