「火星物語」
火星物語 小説

火星物語 小説 『短文集』

 ←DB パラレル 未完 『螺旋』3-5 →改装+カテゴリー変更
短文集に掲載している「火星物語」の話が10個以上になりましたので、その分纏めてこちらに掲載します。
尚、此処に記載する話は『短文集』にあるものを一部修正したものです。



参照
『短文集』1~3、6










内容の系統
現代  4
中世  4
古代  2


注意
異色CPや裏部屋の予告があります。














『短文集』1

『禁忌』
それが禁忌だと分かっている。それでも僕は歴史を変えてでも、君達を助けたいんだ
未来は決まっているものじゃない。自分の手で切り開けるという言葉を、信じたい。
火星物語 サスケ←フォボス→クエス (リュート戦前)


『ささやかな夢』
「大人になって、働いて、結婚して、子供を育てて、年をとって…そして奥さんや子供に見送られて老衰で死ぬ。
何の刺激もない、命の危機に晒される事のない…そんな平穏で当たり前な人生を送りたかったんだ」
青年と呼ぶにはまだ幼い少年が語った夢。
それは叶わない夢。決して手に入れることの出来ない、平凡そのものの人生だった。
火星物語 フォボス (ブラパン党総帥候補~総帥としての人生 失って初めて大切なものに気づく)


『隷属』
「お前なんかに従うかっ!! 殺してやる!!絶対に!!!」
全身を自らの血に染めながらも、怒りと憎悪に燃えた手負いの獣は叫ぶ。
死んでもおかしくない重傷だが、少年は特殊な血脈ゆえに生きていた。
男が様々な拷問を施しても、少年を屈服させる事は出来なかった。
―君がその気ならば、私はいかなる手段をも用いよう。
「その強気と意地が、いつまで続くか…。楽しみにしているよ。 私の風使い」
ぞっと冷たい殺気の宿った眼差しに打ち抜かれながらも、男は悪魔のように不敵に笑った。
火星物語 ランディ→→フォボス (裏部屋の予告)


『短文集』2

『二人の戦士』
幼い容姿に惑わされて油断してはならない。
相手は邪悪な風使い。僅かな隙を見せれば自分が殺される。
「動くな、風使い。動けば―」
―殺す―
薄い刀の切っ先を少年の首に押し当てる。それと同時に少年の肌に真紅の滴が一筋流れる。
赤い血。邪悪な風使いの末裔が、「人間」と同じ血を流す。
その事実に僅かに戸惑った。
状況を飲み込んだのか、少年の動きは固まったまま。だがその瞳は鋭い視線を女に向けていた。
年相応に怯えもせず、無様に命乞いしない誇り高さ。生き残ろうとする強い意志と信念。そして果敢さ。
戦士としての心構えから言えば少年は優秀な方だ。
―長じれば、さぞかし素晴らしい戦士になるだろう。
だが、少年の命はここで終わる。アショカ神の望み通り、風使いは今此処で完全に滅びる。
―…残念だ。
柄を握る手に力を込める。それと同時に、少年が隠し持っていた武器を手に取る。
それは兄姉のように慕う二人から貰った、懐刀。
金属の響き合う音の後、辺りに肉を切り裂く音が響いた。
火星物語 シルビー+フォボス


『短文集』3

『嘘と傷ついた心』
―…どうして、嘘をついたんだ。
自分を説得するためにはそれしかなかったと分かっている。それでも…嘘をつかれたという事が蟠りとして強く残っていた。
本当はクエス達がアショカと相討ちするつもりだと気付いて、それでも違うと必死に自分に言い聞かせていた。
だから彼らが歴史を変えようとしているのだと知って嬉しかったのに…。
なのに…あの二人は最初からそんなつもりじゃなかった。
「今日はな…歴史が変わる日なんだ」
「運命は自分の手で変えるんだ」
―…嘘つき、嘘つき、嘘つき…。
こんな残酷な嘘をつかないで欲しかった。
枯れ果て、もう出なかった涙がまた流れ出してくる。
人間の大半は水分だというけれど、きっと全ての水を涙に使い果たしてもこの悲しみは癒せない。
火星物語 フォボス (23話後。サスケ←フォボス→クエス大前提)


『短文集』6

『窓の月』
何故、この男の髪は銀色なのだろう?
何故、この男の瞳は真紅でないのだろう?
何故、この男には顔に傷がないのだろう?
―……どうして、僕の体を蹂躙しているのは、長年連れ添った最愛の相棒でなく、最も憎んでいる仇なのだろう?
――サスケ――
彼が、自分を庇い力尽きたその光景が、鮮明に蘇る。
――生きろ、クエス……! おめぇだけは…
彼の最期の言葉だけが、屈辱の中彼女を生かす唯一の理由。
その言葉がなければ、薬で風使いとして能力が奪われる前に…リュートに蹂躙される前に自ら命を絶っていた。
たった一度、あの研究室でサスケと思いを通じ合わせたことが救いであり、苦しみだった。
枯れ果てていた筈の涙がこみ上げ、気づかぬ内に一筋の涙を流す。
リュートの目が細くなり、クエスの頬を殴る。
頬が腫れ上がり、口から血を流すが、クエスは気丈に睨み返す。
「クエス。 …何を考えておる?」
リュートの身の裡で激しい炎が滾り、膨れ上がる。
許せぬ。その一言だけが心を満たす。
それが何の感情によってもたらされるものか、彼には分からなかった。
火星物語 サスクエ前提のリュート→クエス (裏部屋の予告。23話で、もしもクエス達が負けていたら…)


『ロマン』
「これは、男の浪漫だ!!」
「ポチ!!」
ポチが声高々に力説するが、アンサーは軽蔑に満ちた眼差しを向け、反省の色のない彼を非難する。
その間、フォボスは怒り狂う女湯の客達にひたすら謝っていた。
火星物語 ポチ+α (カンガリアンの風呂にて)


『行事』
「クリスマスって何?」
未知ものへの好奇心に満ちた眼差しで、未来から来た少年を見つめる。
アンサーの疑問に、フォボスは軽く眉間に皺を寄せて考える。
知っていて当たり前なことほど、知らない相手に説明するのが難しかった。
火星物語 アンサー+フォボス (数百年の間に宗教も変わっているだろうから)


『嘘』
「今日はな…歴史が変わる日なんだ」
「運命は自分の手で変えるんだ」
それは少年の事を思っての、嘘。
自分達が”歴史”になぞらえることは、今は知らなくていい真実。
命惜しさに歴史を変えようとすれば、未来にどんな影響が出るかわからない。だから歴史の通りに行動する。
二人の本当の思いを知らないフォボスは純粋に喜び、暗く染まっていた瞳に強い光が宿る。
火星物語 クエス+サスケ+フォボス (23話の冒頭にて)


『本』
戦争の悲惨さ。犠牲者の断末魔と慟哭。残された者の嘆き。血の臭い漂う戦場。
本当に伝えないといけなかったものは、何も書かれていない。
嘘偽りに満ちた歴史書を、ゴミ箱に捨てる。
火星物語 フォボス (伝える事を伝えていない歴史への、当事者としての思い)

スポンサーサイト


総もくじ 3kaku_s_L.png ドラゴンボール
総もくじ 3kaku_s_L.png 火星物語
総もくじ 3kaku_s_L.png 聖剣伝説
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png お知らせ
総もくじ  3kaku_s_L.png ドラゴンボール
総もくじ  3kaku_s_L.png 火星物語
総もくじ  3kaku_s_L.png 聖剣伝説
もくじ  3kaku_s_L.png その他
もくじ  3kaku_s_L.png 未完
もくじ  3kaku_s_L.png 考察もどき
もくじ  3kaku_s_L.png 短文
もくじ  3kaku_s_L.png 裏部屋
  • 【DB パラレル 未完 『螺旋』3-5】へ
  • 【改装+カテゴリー変更】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【DB パラレル 未完 『螺旋』3-5】へ
  • 【改装+カテゴリー変更】へ