「ドラゴンボール」
DB小説

DB 小説 『短文集』

 ←聖剣伝説 小説 『本』 →火星物語 小説 『補完話』 1-1
短文集に掲載している「ドラゴンボール」の話が10個以上になりましたので、その分纏めてこちらに掲載します。
尚、此処に記載する話は『短文集』にあるものを一部修正したものです。



参照
『短文集』1~6





内容傾向
パラレル 3
BL 3 (悟天→トランクス、トランクス→ベジータ、悟空→ベジータ)












『短文集』1

『遊戯』
尻尾以外は自分達と似た形の生物の両手足をもぐ。首を引き千切る。頭を潰す。
手足をなくし、憐れな芋虫のような体で命乞い、苦しむさまを見下ろす。
それは育ての親が赤子だった頃の少年に、最初に教えた遊び。
少年が最も楽しいと思う機械弄りを苦い顔で見る大叔父が、組み手以外に微笑む遊び。
これを繰り返す中で心のどこかに溜まっていく暗く重い澱みを封じ込め、痛みを無視して、今日もいつものように奴隷で遊ぶ。
DB 『IF』(パラレル) ターブル(オリキャラ) (母親似の趣味の少年と、地球人が大嫌いな養育者)


『短文集』2

『悪ふざけ』
「ねぇ、トランクス君。どう、俺も中々上手でしょう?」
「…クッ…!悟天…!」
「君に喜んでもらうために沢山恋人と練習したんだよ。 だから…ね」
「痛い!痛い!! もう、ヤメロ!馬鹿!!」
「やだよ、この機を逃したら君はすぐ逃げるじゃないか」

「……お前達、何をやっている?」
嬉々と目を輝かせ足ツボマッサージをする悟天と、痛み故に悟天の顔を蹴飛ばすトランクスの姿に、ブラが呆れ、蔑んだ目を二人に向ける。
途端に二人の空気が硬直した。

(「あんなに痛がるなんて、内臓ボロボロじゃないの?」 「…うるさい!」)
DB 悟天+トランクス (紛らわしい会話)


『女帝』
傷だらけで自身の血で真っ赤に染まった姿で倒れている兄の親友を軽蔑の眼差しで見下ろす。
「私は弱い者に興味はない」
冷酷な声音で放たれた言葉に悟天が最後の力を振り絞り、僅かに顔を上げて彼女を見上げる
彼が結婚を申し込んだ直後、露骨に顔を顰めた王女様による一方的な蹂躙が始まった。
圧倒的な実力差の前では、悟天の抵抗など意味を成さなかった。
自分より強者しか相手にしない彼女は、サイヤ人そのものだ。
そして…
「私より強くなってから出直してこい」
傲慢に、それでいて堂々と言い放つ彼女は、確かにサイヤ人の王女だった。
DB ブラ←悟天 (告白失敗の話)


『短文集』3

『異名』
「緑の保育士でしょ?」
「……悟天。後でお仕置きだ」
「えー!何で!? 本当の事じゃないか!!」
「そんな呼び名、ピッコロさんに失礼じゃないか!!」
「……でも、間違ってもいないよね?」
「…例えそれが本当のことでも、ピッコロさんには『ピッコロ大魔王』っていう立派な呼び名があるんだよ。 なのに『緑の保育士』だなんて…ピッコロさんのイメージをぶち壊すな!」
「………『大魔王』は兄ちゃんじゃないか」
DB 悟天+悟飯 (二人のピッコロに対する認識)


『愛を語る』
碌に”愛している”と囁く事はない。
言葉ではどれだけ愛しているかなんて、全然口にしてくれない。
女は分かっていても、思いを口にして欲しい時があるんだから、”愛している”と言ってくれてもいいのに。
…なのに、不思議ね。
こうして抱かれているだけで、愛されていると感じる。
数多の言葉を並び立てられるより、触れられるだけで思いが伝わってくる。
共に過ごすだけで、この世の誰よりも愛されていると実感を得られる。
―愛して、愛して。 私をもっと、愛して。

最愛の人に嫣然と微笑み、背中に腕を回す。
今から私は誰よりも愛されている女になる。
DB ベジータ・ブルマ (情事中)


『短文集』4

『豹変』
ベジータが地面に激突する。
いつもならすぐさま起き上がり反撃するところだが、脳震盪を起こしてしまい、数秒という時間を逃してしまう。それが彼の命取りだ。
僅かな隙をつく形で、悟空がベジータの上に馬乗りになり、抵抗できないように鳩尾に渾身の一撃を食らわせた。
呻き声を心地よい気持ちで聞き、彼の戦闘服を破ろうと手をかける。
鋭く激しい、人間を射殺せるような憎悪に満ちた視線を向けられ、悟空が愉悦の笑みを浮かべる。
整った顔立ち、サイヤ人にしては色白の肌。誇り高い最期の王子。
ベジータを構成する全てが悟空の心を打ち震わせていた。
「さぁ、ベジータ。 邪魔者はいねぇから…たっぷり、やりあおうぜ」
伝説の超サイヤ人が悪魔のような笑みを浮かべて、獲物に食らいつく。
DB カカロット→ベジータ (もしこの組み合わせで精神と時の間に入っていたら…)


『おまけ』
注意
悟天→トランクス→ベジータ大前提の話です。
読む前に『悟天と二人のトランクス』を一読することをお勧めします。

「こいつに押し倒されてもいいってなら、いつでも来い」
「それは絶対嫌です。 もしそうなったら舌を噛んで死にます」
「……そんなに嫌なの? ねぇ、そんなに俺が嫌いなの!トランクス君!!」
「同性に押し倒されて喜ぶ変態が何処にいるんだ? え?」
「………………………」
「何だ、その目は?」
「……君って、自分の事が全く見えてないんだね」
DB 悟天+トランクス+未来トランクス (『悟天と二人のトランクス』の没シーン)


『短文集』5
『感動の再会?』
注意
パラレルです。

その姿を見た途端、懐かしさのあまり涙が溢れ出す。
ブルマを庇い、人造人間に殺された彼が…もう会えないと思っていた最愛の父が、今目の前にいる!!
「…父さん…!」
そう叫び、彼の胸に飛び込み、ベジータの存在を確かめるように強く抱きしめる。ベジータはそんなトランクスの頭を優しく撫でて、そして…
妄想という名の想像が甘い陶酔と激しい快感を伴って、彼の全身を駆け抜け、それを実行せんと走り出そうとする。だが、最後の一歩というところで辛うじて理性が彼の愚挙を押し留める。
―駄目だ!!今此処で父さんの元に駆け出したら、俺は本当にタダの変態になってしまう!! イメージは大事にしろ!!トランクス!!暴走して、父さんに嫌われるような愚行だけは絶対にするな!!
自らに言い聞かせている時に、背後に冷たい殺気を感じて、反射的にそちらを見る。
妹が彼に微笑み返すが、トランクスにはそれは悪魔の微笑にしか見えなかった。
背筋が凍りつき、冷や汗が流れる。
―俺が父さんの元に駆け寄れば、確実に…殺される。
父に嫌われたくないという思いと、死にたくないという恐怖から、先程まで理性を焼き尽くそうとした衝動が一気に萎えていく。
DB トランクス→ベジータ (もし未来編でトランクスとブラが双子だったら…)


『失った愛』
嘗て愛していた女は、天使の慈愛に満ちた笑顔を浮かべていた。

「ねぇ、トランクス。 この子可愛いでしょう?」
楽しそうに、幸せそうな声音で、隣に立つ男に声をかける。
その言葉に彼が今まで見ようとしなかったものに視線を向ける。
彼女の胸に抱かれた、赤い産毛に琥珀色の瞳をした赤ん坊。その腰からは小さく細い尻尾がゆらゆら揺れていた。
泣きたくなる衝動を堪えて、彼女の望む答えを言う。
その言葉を聞いて、パンが彼に笑いかける。
それはトランクスが今まで見たことのない、極上の笑顔だった。
DB トランクス+パン (トラ→パン前提の、独身トランクスと人妻パン)


『短文集』6

『走馬灯』
ラディッツの脳裏に、子供の頃の幸せな光景が走馬灯として甦る。
―あぁ…そうか……。俺が本当に欲しかったのは、これだったのか……。 随分、遠回りしちまったなぁ……。
家族団欒を夢見ていた。大好きな父親と義母、そして弟と共に暮す。そんなありふれた光景を。
叶えられなかったその願いは、人生の歯車を狂わせて、家族に巨大な亀裂をと深い溝を与えた。
意識が闇に閉ざされかけたとき、一枚の幸せな光景が浮かび上がる。それは父と義母と彼と弟が笑い合っている光景だった。
視界がどんどん暗くなり、先程まで感じていた強烈な熱も痛みも、何も感じなくなった…。

その死に顔は”サディストラディッツ”と恐れられていた人物とは思えぬ、とても幸せそうな顔だった。
DB 『IF』(パラレル) ラディッツ (本当に欲しかったもの)
スポンサーサイト


総もくじ 3kaku_s_L.png ドラゴンボール
総もくじ 3kaku_s_L.png 火星物語
総もくじ 3kaku_s_L.png 聖剣伝説
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png お知らせ
総もくじ  3kaku_s_L.png ドラゴンボール
総もくじ  3kaku_s_L.png 火星物語
総もくじ  3kaku_s_L.png 聖剣伝説
もくじ  3kaku_s_L.png その他
もくじ  3kaku_s_L.png 未完
もくじ  3kaku_s_L.png 考察もどき
もくじ  3kaku_s_L.png 短文
もくじ  3kaku_s_L.png 裏部屋
  • 【聖剣伝説 小説 『本』】へ
  • 【火星物語 小説 『補完話』 1-1】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【聖剣伝説 小説 『本』】へ
  • 【火星物語 小説 『補完話』 1-1】へ