「聖剣伝説」
聖剣伝説3(HOM)

聖剣伝説3 小説 『代償』

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短文に掲載しようと思っていた話ですが、文字数の関係上こちらに掲載します。

注意
BadEnd』のデュランバージョンです。
此方に載せているオリジナル設定を使っています。









その人物はまるでこの世の終わりのような悲壮な顔で、親友の姿を見つめていた。
間もなく死ぬというのに、親友は”いつも通り”だった。
「……ホークアイ……」
血の気をなくし、震える声で名を呼ぶ。
ホークアイが顔を上げ、デュランを真直ぐ射抜く。
その力強い視線にデュランの息が止まる。
「俺の処刑人は君か」
驚きの欠片もない、穏やかな声が静かに放たれた。
「……驚かねぇのか?」
「今回のことはフォルセナが首謀者なんだから、君が処刑人になるのは当然じゃないか」
デュランが驚愕のあまり、目を大きく見開きホークアイを凝視する。だが、すぐに我に返り、彼の肩を力強く掴んだ。
「お前…知っていたのか!?」
―フォルセナが、原因だと?
「……血統者の最後の生き残りである俺を殺すために、フォルセナは何年も用意周到に世界中に”毒”を注ぎながら、機会を窺い続けていたんだろう」
ある時を境に世界各地で巻き起こった”悪魔”の末裔ホークアイの処刑の波は、瞬く間に勢いを増し、狂気の渦へと変貌した。
嘗ての仲間達は手遅れにならぬうちに止めるべく渦の中心を突き止めようとしたが、手掛かりすら掴めなかった。
元凶を知る二人を除いて――。
―分かっていたなら、どうして何もしなかった!?
今更どうにもならないと分かっていても、悲しみと嘆きは怒りへと変わっていく。
デュランが声を上げようとするが、何かに遮られて声が出ずに、空気だけが漏れ出す。
動かせなくなった体に動揺と混乱が入り乱れ、”異変”の原因である親友の顔を睨みつける。
ホークアイが困ったように微笑む。
「最後まで迷惑かけるけど…。これで許してくれないか?」
彼を処刑し、その血脈を絶つ事でデュランの名は全世界に知られ、英雄と称えられる。そして想い人である雪の国の王女と添い遂げる道を躍進できる。
――親友の命と引き換えに、得られる未来を――
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