その他

その他 小説 『短文集』

 ←聖剣伝説 現代パロ設定 →聖剣伝説 『女神の騎士』 未完 番外編 【ある二人の国語り】
短文集に掲載している短文が100個を越しましたので、今まで纏めていなかった10個に満たない話をこちらに掲載します。
尚、此処に記載する話は『短文集』にあるものを一部加筆修正したものです。

順番としては、数の多いものを優先して並べていきます。















話の掲載順と数
ドラゴンランス  6
FFⅧ  5
妖奇士  2
ワンピース  1
サガフロンティア 1
リグロードサーガ 1
SO2 1
アクロスエイジ ツヴァイ 1
聖剣伝説FF外伝  1
















【ドラゴンランス】
注意
魂の戦争に出てくるミラーとレイザーばかりです。

『短文集』1

『盲目の乞食』
「銀竜。幾ら目が見えないからと言って、こんな卑しい真似をしなくてもいいだろう」
お前にはドラゴンとしての誇りと矜持はないのか?と呆れと哀れみに満ちた声音にミラーがキョトンとする。
「先程も言った通り、乞食ならば誰にも警戒されずに情報収集が出来るんだ。
人間の町に潜入するのに、これ以上相応しい格好はないだろう?」
「…………」
この時レイザーの浮かべた表情を目に映せないことが、ミラーにとっての幸せだった。
ミラー+レイザー (天然ボケのミラーを目指して玉砕)

『眼前の終焉』
嫌な予感は飛び立つ前から既に抱いていた。
それを未然に防ぐため、いつも以上に急いで主の元へ向かった。
すべては、主と共に戦うため。
しかし、彼の地にあった光景は憎むべき妻の仇の死と……主の死だった。
レイザー (ミラーと合流前)

『叶わぬ願い』
―キティアラがドラゴンだったらどんなによかったことか!
彼女と共に過ごしている間、彼女と離れている間。
ずっとキティアラがドラゴンになって、自分と共に生きられればいいと考えていた。
スカイア→キティアラ (自分が人間になりたいと考えないのは、ドラゴンである事に誇りを持っているから)


『短文集』2

『弔い』
目が見えない中で丁寧に拾った灰を、大切そうに袋に入れていく。
それは巨竜族最強の竜と勇敢に戦った、誇り高き戦士の遺灰。
「……せめて灰くらいは彼の伴侶と共にいさせてやりたいのだ」
「彼の妻が何処に葬られたのか、分かるの?」
トーテムを築き上げていた竜達の頭蓋骨の灰は、全て善竜達が竜の諸島へと持ち帰った。
青竜の妻の灰が何処に眠っているのか、それは誰にもわからない。
新しい相棒の問いかけに銀竜は静かに首を振るった。
「それでも竜の諸島の何処かにあるのは間違いないだろ。 ……ここで眠らせるよりは、ずっといい」
ミラー+オーディラ (レイザーの弔い)

『乞食』
「乞食だと!?俺にまで卑しい真似をさせるつもりか!? ふざけるな!!
銀竜!!貴様には竜族としての誇りはないのか!?」
青竜の怒声が周囲に響き渡り、鳥や小動物達が一目散に逃げ散っていく。
並の竜ならば歴戦の戦士である青竜の怒りを前に引き下がるだろう。耐えられるのはよほど骨のある竜のみ。
しかし若輩者である筈の銀竜は一歩も引かなかった。
その姿勢に青竜が一目置き、侮辱されたにも関わらず爪と牙の応酬をせずに銀竜の言葉を待つ。
少しの間を置いて、銀竜が重い口を開いた。
「レイザー。 ……誇りだけでは生きていけないのだ」
青竜の激しく燃え盛る感情とは対照的に、銀竜は湖面のような静けさを漂わせた。
遠く彼方を見つめる銀竜の目には、失明してから青竜に会うまでの辛く長い過酷な放浪生活が巡り巡っていた。
ミラー+レイザー (過酷な生活を前に誇りを捨てたミラー)


『短文集』3

『青い空を見上げて』
嘗て自由自在に飛んでいた空。
そこは鳥とドラゴン。空中の覇者のみに許された領域。
しかし空を見上げても、今はもう何も見えない。
――何も。
もう、あの空を飛べる日は来ない。
ミラー (失明直後)





【FFⅧ】
注意
アルティミシアがヒロインと同一人物設定ですので、この設定が苦手な方は引き返してください。

『短文集』2

『約束の地』
傷ついた魔女は最期の力を振り絞って歩く。
気が遠くなる程の長き時を生きた魔女が、遥か昔に失った愛する騎士との約束の地である潮騒の聞こえる花畑へと向かう。
そこに行けば、彼女の騎士に会えると信じて…。
アルティミシア (EDで、スコール達に会う少し前)

『短文集』3

『記憶』
――――。
それが私の騎士であった者の名前だと覚えているが、名前自体を思い出せない。
騎士だった人間の姿は、色や輪郭すらもぼやけており、長身の男だとしかわからない。
遠い昔に失われた存在。
―……愛して、いたのだろう。 私は、その騎士を。
だが時と共に記憶も感情も失われ、最早僅かな残滓しか残されていなかった。
忘れたくないと願っても無情にも記憶は欠けてゆき、幸せだったであろう過去も失われていた。
そっと白く細い指が、首に下げている古ぼけた指輪をなぞる。
これが騎士の物だという事は”形”として残っているので、辛うじて覚えていた。
指輪に残された記憶を頼りに、私はここで待ち続ける。
いつまでも……。 例え、全てを忘れてしまったとしても……。
アルティミシア (”いつか”を待ち続ける日々)


『短文集』5

『探しもの』
― ――――! 何処にいるの!?
”私”が誰かを求めて叫ぶ。
その人物のことは名前も姿も、何も思い出せない。
覚えているのは約束と、指輪だけ
アルティミシア (残っているのは僅かな記憶のみ)


『短文集』7

『「約束」という名の呪われた記憶』
――ね、――――。 もしも私が悪い魔女になったら……
呪わしくも何故か心惹かれる城近くの花畑を前にすれば、いつも頭痛と共に先程の幻聴が聞こえる。
―……これは、私の記憶なのだろうか……?
常に命を狙われ、夜の世界に君臨するしかない魔女にも”愛された時代”があったのか?
失われた記憶を渇望し、大半が欠落した記憶を掘り起こしていく。
だが思い出せるものは、人々の魔女への迫害の記憶のみ。彼女が最も望む時代の記憶は何一つとして蘇らなかった。
失望と落胆の息を、深く吐いた。
その時、一際強い風が吹き荒び、彼女の長い髪を靡かせる。
潮の匂いと花の香りが交じり合い、一つの香りへと姿を変えた。
直後、今までに経験した事のない劇中が頭の中を駆け巡り、糸が切れた操り人形のように崩れ落ちる。
――俺……ここにいるから。
――ここで―――を待っているから……
聞いた事がないのに、聞き覚えのある男の声が響いた。
無意識に涙が、一筋流れる。
記憶にない声は彼女を耐え難いほど哀しく、切なくさせた。
アルティミシア (潮騒の花畑にて)


『短文集』10

『執着』
どれだけの時が流れたのか最早誰にも分からぬ長い年月が経ても、未だに心を占めるのは誰かも覚えていない存在。
会いたい、逢いたい。
自分でも御しきれないほど強すぎる思いが無限に空回りし続ける。
その存在は、もう何処にもいない。
気が遠くなるほどの大昔に死んだということは分かっている。
それでも、求める気持ちを止めることは……出来なかった。
アルティミシア (魔女の騎士への想い)




【妖奇士】

『短文集』1

『幻の存在』
「おうまは幻なんかじゃない!! あいつは、本当にこの世にいたんだ!!」
言い聞かせるように切実に叫ぶが、想い人はもうこの世(現世)には存在せず。
狂斎→アトル (異界に消えたアトル)


『短文集』7

『遊郭にて』
「昔みたいに必死になる事はもうないのか?」
愛しい女の言葉に、青年が苦笑する。
「あの頃はお前の気を引くのに必死だったんだ」
嘗て女はその心の殆どを異界に向けていた。
自分を中々見てくれない、つれなく美しい女。
彼女の心を”現世”に、自分の元に繋ぎとめるために、あの手この手の考えられる事をやってきた。
すべては目の前の女と一緒にいたいという強い想いから。
今から思い返せば、あの頃はまだまだ子供だったと懐かしく思える。
だが彼女への想いが薄まったわけではない。時を経ると共にますます強くなって、男の胸に深く根付いていった。
きっと彼女への愛は薄れることなく、死ぬまで想い続けるだろうなと、漠然とだが確信している。
「それとも、昔みたいなのが好きだったのか?」
「……別に、そういうわけじゃない」
悪戯っぽい笑みと共に男が問いかけると、女は素っ気無く答えた。
だが観察眼の優れている男は、女の頬が僅かに赤らんでいるのを見逃さなかった。
狂斎・アトル (数年後の二人)





【ワンピース】

『短文集1』

『既視感』
「コーザ!」
思いの丈を込めて叫ぶ。
振り向いたその姿は、確かに愛しい人の面影があった。
彼をもう逃さないように、無我夢中で駆け寄って力一杯抱きしめた。
コーザ・ビビ (長編の1シーン)




【サガフロンティア】

『短文集』6

『訓練』
宵闇の覇者の部屋から、時々半妖の少女の泣き声が漏れ聞こえる。
それは少女を一人前の妖魔にさせるための「訓練」の一環として行われているものだという。
当初は戦闘訓練に重点を置かれていたが、今ではこちらの訓練の割合が増えてきた。
―訓練というより、むしろ……
――寵を受けている――
頭の中に過ぎった愚かな考えをすぐさま振り払う。
尊い上級妖魔のお方が、半妖の少女に想いを寄せるなどありえない。

一際高い少女の声が響くと部屋の中は静寂に包まれる。
頃合を見計らってミファルークが、宵闇の覇者の部屋に入ってゆく。
部屋に広がっていたのは、いつもとは異なる光景。
宵闇の覇者は瞳に自嘲の色を宿し、気を失っている半妖の少女の髪を躊躇いがちに優しく撫でていた。
イルドゥン→アセルス (裏予告。ミルファーク視点)





【リグロードサーガ】

『短文集』8

『牢屋』
牢に繋がれてから幾日が流れたか。
ゲンユウサイが城を制圧した日から続く、悪夢の日々。
敵の首領から受ける女として耐えがたい屈辱の数々に、幾度自らの命を絶とうと考えたか。
その度に思い留まるのは、残される大切な国と最愛の息子の存在のために。
―アーサー。 どうか、ご無事で……。
女王として、母としての想いが、今の彼女を生かす唯一の原動力。
メアリー女王 (裏予告)





【SO2】

『短文集』9

『地元の有名人』
「あのおしどり夫婦だけど。あそこの旦那さん、昔ラクール武具大会で優勝したんだってね」
「といっても家では妻と娘に頭が上がらないみたいだけど」
「ハハハ!あそこのかみさんは最強だからな。 幾ら最強の剣士でも勝てないだろ」
「いやいや、あそこも昔は亭主関白だったらしいぞ」
「えー! そりゃ本当かい!?」
「ああ。でも子供が生まれてからは、かみさんの方が強くなったらしいけどな」
「あー、よくわかるぜ。 女は子供を産んだら強くなるからなぁ」
村人同士の寄り合いでふと切り出されたのは、先日野盗をあっという間に倒した地元の有名夫婦。
話は盛り上がり、酒を肴に花咲いていく。
ディアス・チサト (第三者視点。地元で有名なかかあ天下)




【アクロスエイジ ツヴァイ】

『短文集』9

『獲物』
無数の機械からエラー音が鳴り響く中、男が腹立たしげに頭を掻き毟る。
「だぁー!! 駄目だ!!」
苛立ちを色濃く滲ませて吐き捨てると、勢いよく壁に背を預けて天を仰ぐ。
照明の埋め込まれた無機質な天井が目に入り、舌打ちを零す。
「……理論上は完璧なんだ。 なのに、なぜいつも失敗する?」
視線の先にあるものを睨み据えながら、独白する。
運命を捻じ曲げられないのなら、”今”生き返らせればいい。
その一念で、時間遡行して得えた様々な知識や技術と、自らの時代のものを融合させて、蘇生装置を作らせた。
しかし……
「ああ、くそっ!! ……もっと、エネルギーがあれば……」
もっと強力なエネルギーがあれば、成功するかもしれない。
確証も根拠もない考えだが、今はそれに縋りたかった。
その時、ふと”ある国”の伝承が脳裏に蘇る。
世界を滅ぼしかけた魔王の存在を。
ニヤリ、と口角を上げる。
「魔王って言うからには、ちったぁ足しになるだろ」
久々の獲物に狙いをつけた時空海賊は、目を爛々と輝かせた。
ホーク (OP前で、彼の目的について)




【聖剣伝説FF外伝】

『短文集』10

『闇に覆われた少年』
剣だこのある硬い掌が、身体のそこかしこを蹂躙してゆく。
僅かに顔を顰めると、闇の口元が愉快そうに歪んだ。
闇が酷薄な笑みを浮かべて、少年の耳元に囁く。
「ジュリアス」
低く蠱惑的な声。
「俺を見ろ」
囁き声でも人を傅かせる力強さを孕んだそれは、王者の声。
意識的に心に仮面を貼り付け、主を見る。
目に映るのは、誰もが見惚れるであろう秀麗な顔立ち。
「シャドウナイト、様」
掠れた声が、薄く形よい唇から放たれた。
「何を考えていた?」
鋭い眼光で少年の目を射抜く。
真意を炙り出そうとする翡翠の瞳に、目を閉ざさずに毅然と見返した。
「気になりますか?」
怜悧な口元にうっすらと笑みを浮かべて、目を細めた。
「いや」
さほど気に止めていない声音で紡ぐと、荒々しく少年の唇を塞いだ。
シャドウナイト・ジュリアス (裏ネタで稚児話の1シーン)
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