「聖剣伝説」
聖剣伝説3(HOM)

聖剣伝説3 小説 『とある話につき、要注意』

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注意
ギャグです。

性別転換の話ですので、苦手な方は引き返してください。
パーティ編成はデュランを主人公に、アンジェラとリースです。
最も性別が異なるので名前は違うでしょうから、名前は出しません。


















”絶世の美女”による頬への接吻という、男なら誰もが夢に見るシチュエーションを我が身で体現できた王子は顔を真っ赤に染めて石の如く硬直していた。
―まぁ、気持ちは分からんでもないけどね。
羨望と妬みはあるが、今は初な弟分をからかってやりたかった。
フフ、と笑いながらそっとローラント王子への耳元にこう囁いてやるのだ。
「本当は唇の方がよかったなーとかって、思ってる?」
「な、何言ってるんですか!?」
ローラント王子は顔のみならず全身を茹蛸のように真っ赤に変えて、すぐさま発言の主に食って掛かった。
「まぁ、気持ちは分からんでもないよ。 厳しい審査基準のオーロラシスターズも一発合格しちゃうほどの、凄い美女だもんねえ」
「だから違いますって!!」
何処かの女子同士のやり取りにしか聞こえない王子達のやり取りに、フォルセナの女戦士は頭痛と共に大きな溜息を漏らした。
なまじそこいらの女よりも美形の上に声の高い彼らが、生活習慣ゆえか常日頃から女のように振舞っているのだから、共に旅をしている女戦士でもあれ?と時々思ってしまうことがあった。
獅子を思わせる髪を掻き毟り、馬鹿をやっている仲間二人を止めるために実力行使に出た。





上記のから派生した話。

白金の騎士として世に知られていたロキには二人の可愛い娘がいたが、とうとう嫡男には恵まれなかった。
だからこそ長女たる自分が家を背負い立つ為には男として生きなければならないと早々に女を捨てて、男社会の傭兵の中で生きてきたのだが……。
はぁ、と大きな溜息を胸中で漏らした。
とはいっても実際に出せば、共に旅をしている仲間に聞き咎められるので胸の中に留めるだけだが。
目の前で和気藹々と話をしているのは、アルテナ王子とローラント王子。
フォルセナの白金の騎士の娘である彼女すら、一生に何度も拝めない高貴な存在……なのだが。
何の因果かは知れないが、彼らと共に旅をすることになったのだ。
その敬意は敢えて省くとして、今の彼女の最たる悩みは彼ら二人。
男なのに、女のような装いや仕草を当たり前のようにしている…一歩間違えば変質者の二人なのだ。
その見事な似合いっぷりと、自然な振る舞いに初めは同性だと思っていたので、本当の性別を知ったときには驚愕した。
何でもアルテナとローラント共に女系国家で、周囲には女しかいなかったので男らしい振る舞いは知らないらしい。
―……それにしても、限度ってもんがあるだろう……。
どんな生活だったのかは知らないが、極当たり前に化粧をしているのだから女として育てられたのは間違いないと、勝手に決め付けていた。

「ねえ。 あんたさぁ、女だったらもっとマシな言葉遣いってものがあるでしょう。
なのに、あんたときたら……がさつ極まりないわよ」
「お前にだけは言われたくねえ!!」
突拍子のない侮辱の言葉に対して反射的に怒鳴ってしまったが、これでも一国の王子なのだと自分自身に言い聞かせ、冷静であるように心がけた。
とはいっても、こめかみは傍目から見ても引き攣って、痙攣を起こしていたが。
「男の癖に女みたいな言葉を使いやがって、聞いているほうが気味悪いんだよ!!」
本当は悔しいほどに似合っているのだが、そう言ってしまえば負けを認めた気になるので決して口にしない。
何に負けるのかは知らないが、兎に角嫌なものは嫌なのだ。
王子が唇を尖らせて、頬を膨らませる。
それはまるで少女のような仕草で、いい年をした男がするものではないのだが……似合っていた。
「仕方ないでしょ。 アルテナは女系で身近にいた同性はホセとヴィクターだけだったんだから、どうしても喋り方が移るのよ。
それに……」
にっこりと笑うと、艶やかな流し目を彼女に送った。
それは色気溢れた女性のものだった。
「よく、似合っているでしょう?」
言い返したいが、言い返せない言葉に彼女がグッと押し黙った後に頭を抱えた。
「……駄目だ。 俺、時々お前らの性別がわからなくなるぜ」
時々、仲間達が男なのに女に思える。
他にも仲間がいれば、「あのさ、俺あの二人が時々女に見えるんだ」とでも言い合えるのだが、生憎とパーティは三人のみで、彼女は孤立無援だった。
「あら、私だっていつもあんたが男に思えるわ」
「俺が”時々”なのに、お前は”いつも”か」
「だって………ねぇ」
―何なんだ、その空白は。その目は。
しかし、答えなど端から返ってくる事はないのだ。





オマケ
パーティ編成
シャルロット、ホークアイ、(三人目がリースかケヴィンだったら面白そう)

「僕はカールでち。 えーと……あんたしゃんは?」
ヒース一筋と決めている自分ですらも思わず見蕩れてしまうほどの美女を見上げながら、名前を問う。
麗しい女性が端整な顔を綻ばせた。
「私はホークアイだよ。 よろしくな、おチビ君」
不遜な言葉と共に心臓が溶けそうな笑みは、反則過ぎると思った。




言い訳
性別転換ネタでのローラントの有名なシーンを”美女のホークアイにキスをしてもらう役得なシチュエーションのリース”という話で考えたんですが……、書き終えた話がああ、これホークアイの祖父と叔父が怒り狂うなぁと自主規制をかけて当たり障りのない話に変えました。
この話だとリースはジェシカでなくイーグルに嫉妬するって事になりますね(イーグルとは一体どのような関係だったのかとか、その他色々と……。特に相手が亡くなっている分、ホークアイの中では彼の存在は永遠なので、リースにとっては………という感じで)

真ん中の話は楽しみながら書けました。デュランに言わせれば、喋り方以前の問題ですよね(むしろ自分が女だと間違われるのは喋り方だけだと思っているアンジェラの方が凄いかもしれない)
でもこの話だとエリオットが……。実は男なのに見事な女に成長したリースに危惧したジョスターが”男”としてエリオットを育てたという事で問題はありませんよね?

最後のオマケですが、綴りから言えばシャルロットの男版はカールが妥当と思ってつけました。
ホークアイの名前はファルコンのことを考えればそのまま適用できるので変えませんでした。



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