「聖剣伝説」
聖剣伝説3(HOM)

聖剣伝説HOM 小説 『猫の帽子』 prologue

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注意
サンドアローの両親の話です。
結構短い話です。














それを見つけたのは、ほんの偶然だった。

写真の中に残された幼かった頃の夫は、その帽子を被っていた。
猫の耳と尻尾がつけられた、愛らしい帽子。
あまりの可愛さに見惚れてしまって耐え切れずに夫に尋ねてみれば、それは故郷の風習だったという。
子供が無事に成長する事を願い、生まれる前から親族が色や柄を相談しあって用意する帽子。
生後一月から五歳の誕生日まで被るのが慣例だったという。
男の子限定のその風習は、起源すら分からなくなる程の遥か古から伝わっていたらしい。
博識な彼女すらも知らぬそれは、夫の故郷が滅びた今となっては完全に廃れた風習なのだという。
ならば、ここで再現すればいいと考えたのは単なる思いつきではない。
ナバールは苛酷な環境と、煮詰まった血ゆえに子供の死亡率が他の国に比べて割と高いのだ。
それなのに子供の成長を願う風習は行事でしかなく、それも七五三の三回だけだ。
だから今は廃れた風習でも、それが素敵なものだと感心したし、もうすぐ生まれてくる子供のために何かしたいと思ったのだ。
……そんな理由だから、決して猫の帽子の魅力に取り付かれたわけではない。
確かに可愛かったが、それとこれとはまた別だ。
猫の帽子を作りたいという彼女に夫は最初困惑していたが、すぐに快諾してくれた。
そうして息子の無事の成長を願って、いつまでも保つようにと頑丈に作られた猫の帽子が完成した。

それが子々孫々まで伝わり、更にはナバールと孫の入り婿先のローラントにまで末永く受け継がれてゆく風習になる事など、この時は誰も知る由もなかった。






言い訳
ナバールやローラントに広まったのはホークアイの子供の代からですけど。
それまではリサイクルとリメイクです。
流石に曾孫の代以降はゼファーとシルフ手製の猫の帽子も厳しいかな…?
実質被るのは五年ずつだけだし、それまでの保管さえ気をつけていれば結構保ちそうだけど、何せやんちゃな子供が使うからなぁ……。

次は赤ん坊のサンドアローとフレイムカーンの話です。
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