「聖剣伝説」
聖剣伝説 『女神の騎士』

聖剣伝説 『女神の騎士』 小説 【短い曲の物語】3

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注意
短文集です。
『女神の騎士』シリーズは独立したパラレルシリーズである以上、『短文集』での分類が難しいので、このような形で分けさせていただきます。
これに限っては聖剣シリーズの曲目を題に140字以内で10個纏めて更新します。

















『Fable』
故郷を失い世界を旅して知ったのは、嘗て聞いた寓話の如き世界。
博識な妹が語っていた他国の情景も、当時の彼はあまりにも自国と異なる姿に嘘八百の戯言として碌に相手にしなかったのだ。
妹に詫びると共に、フォルセナというたった一つの定規で物事を測っていた愚かさが、深く身に沁みた。
(デュラン)

『竜帝』
長く世界の支配の座に君臨してきた三柱。
美しく強力な妖魔は、竜帝の主君だ。
嘗ては人間であったものに恭しく頭を垂れる竜族の王の目には。
陶酔と狂喜、その陰に隠された恐怖があった。
(竜帝)

『小人の合奏』
支配国と上級国への人々の怨恨と憎悪は根深く激しいが、誰も声を上げない。
長年の弾圧や差別は厳しく、また耐えかねても”下民”風情の過ぎたる行為に死の制裁が下されてきたからだ。
逆らえば亡国死滅の憂き目に会う恐怖は、”下等級国”全ての人間の遺伝子に深く刻み込まれていた。
(中級国~最下級国)

『仮面の下の真実』
皇帝との荒々しい情交の最中、皇妃の視線が姿見に吸い寄せられる。
鏡に映るのは、皇妃の役を演じ、皇帝の閨に侍る女。
瞼を強く閉ざして、己が全てを犠牲にしてでも守りたい人だけを、想う。
彼女の命が、剣奴に貶められた恋人の命綱である以上、自害など出来なかった。
(ヒロイン)

『緊迫』
「僕が父の傀儡にもなれないなんて、よくも面と向かっていえるね」
「臣下として、友として、夢見がちな王子様に忠告をして差し上げただけですよ」
恭しく頭を下げ礼を捧げる幼馴染みの司祭に、悪口の間違いだろうと毒吐く。
しかし、それが事実である以上、若き王には嫌味な青年に返す言葉もなかった。
(アナイス)

『The Beast Kingdom』
「王子なのに、王にならないのですか?」
何気なく問うた神官に、少年は苦笑する。
彼には王位を継ぐ資格も権利もない。
王位は純粋な獣人のものであり、混血であるケヴィンには最初から出番などないのだ。
(ケヴィン)

『やさしさの風景』
焼け跡を懸命に探し回って漸く見つけたのは、辛うじて燃え残った写真一枚だけだった。
両親と、ディラックとパメラとプリム。唯一残された大切な思い出の家族写真。
理不尽に奪われた優しい日々の風景は、涙に視界が覆われて見られなかった。
(プリム)

『一息入れて』
今タナトスを悩ませるのは強大国から集められた三人。
世界に覇権を唱える国同士の確執故に、三人の間には険悪な空気が充満していた。
時には業務に支障が出る様は、彼の頭痛の種となっている。
―いい加減、連中の考えを切り替えさせねばなるまいな。
そのための方法に、タナトスは苦心していた。
(タナトス)

『はい!そこまで!』
悩みの種は改善されたが、あの問題児は未だ変わらなかった。
「ゲシュタール。もう少し協調を覚えないと、本国に送り返すよ」
これは、最後通告だ。
ロリマーに返還されれば役立たずという烙印が刻まれ、本国での彼の立場はなくなる。
黙る彼に不安になるも、分からない馬鹿なら不要と思い直した。
(タナトス)

『黒き鏡』
漆黒の鏡面が渦巻き、男の心を溶かし込んで、閉じ込めた。
完全にその魂を手中に収めたのを感じ取り、鏡はほくそ笑む。
新たなる幕が上がった。
(二部)
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