「聖剣伝説」
聖剣伝説2

聖剣伝説2 小説 『迷いの森』

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既に四季の森を何周巡ったのか、ランディは数えるのも放棄して久しかった。
太陽と星は何度空を君臨したのか。思い出すだけでも非常に気が滅入る。
初めは観光気分で楽しんだ四季折々の風景も、今では呪わしい景色だ。
「……アイス、ソフトクリーム、カキ氷、グラニテ、シャーベット、ジェラート、心太、ビッグパフェ、冷やしそうめん……」
終わりの見えない疲労と空腹のあまり、精神的に参ってしまったのだろう。
いつの頃からかポポイは終始虚ろな目で、際限なく森の季節に合った食べ物の名前を呟いていた。
ポポイを案じるよりも、聞いているだけで腹の虫が悲鳴を上げるので、ランディは悲しくなる。
ポポイのためにも一刻も早くこの迷いの森から抜け出さなければ、という切迫感と危機感が、崩れ落ちそうになる彼の心を支える原動力だ。
そして……。
近くにいることも耐え難い殺気を振りまくプリムがどんな顔をしているのか。振り返らなくても、わかる。
貴族で、根っからのお嬢様のプリムは既に限界を迎えているのだろう。
彼女の理性を辛うじて繋ぎ止める最後の一本が切れたら……。その後に待ち受けるものを考えると、とても生きた心地はしない。
―早く、抜け出さなければ。
どっぷり嵌ってしまったこの無限ループから。
プリムが”平静”を保っている間に。ポポイが本当に壊れる前に。
迷いの森から抜け出すその時まで、彼らの歩みは止まらない。


言い訳
ポポイによるサンドシップでの暴飲暴食の遠因となる話でもあります。
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