「聖剣伝説」
聖剣伝説 『女神の騎士』

聖剣伝説 『女神の騎士』 小説 【短い曲の物語】5

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注意
短文集です。
『女神の騎士』シリーズは独立したパラレルシリーズである以上、『短文集』での分類が難しいので、このような形で分けさせていただきます。
これに限っては聖剣シリーズの曲目を題に140字以内で10個纏めて更新します。



















『やさしい思い出』
貧しくとも温かい妹の笑顔。
尊敬する王に仕え、騎士として守るべき民のために働く生活。
それは、失われた故郷の原風景だった。
(デュラン)

『遠き古の記憶』
タナトスは今でも覚えている。
愛した人の声、仕草、表情。
魔女の血を欲する連中から”彼女”を庇い、殺された姿さえも。
幾度肉体を入れ替えても、精神に深く染み付いた記憶は消えなかった。
(タナトス)

『追憶』
そこは、二人の思い出の場所だった。
魔女の深い孤独に寄り添う青年が、優しく魔女の手を取り結婚指輪を嵌める。
紅潮していた魔女が、人生で初めて屈託のない笑みで――。
そこで、全てが暗転する。
同じ場所で白昼夢から覚めたタナトスは、深く重い溜息を漏らした。
(タナトス)

『君は海を見たか』
見渡す限りの大海原。
初めて見る雄大な景色に、幼子は言葉を失い魅入った。
水平線の先に広がる未知の世界に夢膨らませる。
「……行こう、ランディ」
優しく父に手を引かれるまま、幼子は故郷を離れた。
(ランディ)

『Famele Turblence』
世界会議の折に接待役として全裸で侍る下民の女達を、ジェシカは見下していた。
帰ってから一言も口を利いてくれない潔癖な妹に、イーグルが肩を竦める。
ジェシカは蔑むが、あれは彼女達の戦いだ。
上級国に媚を売り、身を捧げて歓心を得る事で国を守る、立派な戦士だ。
(イーグル)

『魔窟』
聖都という看板の内側に隠されているのは、おぞましき魔窟。
外面のよい顔の下でありとあらゆる悪徳が渦巻き、貪欲に獲物を漁り”餌”を飲み干す底なしの胃袋。
信仰を欲望の手段と化した聖都は、世界で最も穢れた魔都だった。
(ウェンデル)

『聖なる都に祈りを』
渓谷と一体化した巨大な二重門の威容に、デュランが畏怖の念を抱き恭しく跪いた。
額を地に擦りつけ女神賛歌を唱える連れに、アンジェラが哀れみを覚えて目を逸らす。
(アンジェラ)

『Innocent Water』
聖女の一糸纏わぬ清らかな体を前に、ジェマは…目を逸らせなかった。
「ジェマ。 おぬしはこのような人でないものに懸想するのか?」
未発達な体に残る心臓を貫いた傷跡は、少女が既に死者である証拠。
ルカは、水の種子から仮初の命を与えられた永遠の人形だった。
(ルサ・ルカ)

『使命』
彼は自分がどれほどの時を漂泊してきたのかを覚えていなかった。
殆どが消え去った”人間”だった頃の記憶で、鮮明に焼きついている情報がある。
不死者を終わらせる方法は唯一。
いつか暴走するマナの女神を、永遠の命を与えた存在を殺すこと。
それしか彼に解放の道はない。
(二部直前)

『とある詩人の調べ』
「これより謳うのは遠い昔に終焉を迎えた繁栄の楽土。
支配国を頂点とした秩序が守られ、戦乱のない平和な時代。
まさしく桃源郷の世界の物語です」
度重なる戦争で荒廃し、疲弊する街中で聞こえた吟遊詩人の口上は、当時を知る青年にとって腹立たしかった。
(一部から二部の間)
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