未完

聖剣伝説2 未完 『とある話につき、要注意』

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注意
オリジナル要素があります。
男女逆転の話です。
性別が異なれば名前は違うでしょうから、ランディ・プリムは少女・青年。ディラックはディアナです。
ポポイはそのままポポイです。







「……おチビ…」
溢れ出る涙を乱暴に拭う。
ディアナ、ポポイ。
彼らに負けないように頑張って生きるのが、残された者達の責務だ。

季節外れの粉雪が、涙のように降り注ぐ。
寒くないのに何故?と疑問を抱き、警戒しつつ雪を掌に乗せた。
冷たくなければ、溶ける気配のないそれを観察していると、
「神獣の破片が雪に変わっていく……」
背後から聞こえてきた少女の声に釣られて空を仰ぎ、果てなく降る”雪”を見つめる。
神獣の破片がマナとなって世界に注がれていく。世界と同化した神獣が再び形を得るのは、遠い未来の話だ。
マナを再生させる神獣は眠りに就き、マナを生み出すマナの木は、もうない。
マナとなった神獣が再び”神獣”となるまでの間の、マナはどうなる?
その答えは――。
「―――」
青年を呼ぶ少女の声に、弾かれたように振り返った。
少女に似つかわしくない何処か達観した笑顔を見て、青年が目を逸らし続けた”答え”を突きつけられる。
少女は、大切な仲間だ。そして、マナの木となれる唯一の存在だ。

恋人と仲間を一度に失った青年の後姿に、少女が胸を痛める。
―ディアナさん、ポポイ…。
彼らの犠牲を無駄にしないためにも、少女は役割を果たさなければならない。

神獣を倒した事で世界は蹂躙されずにすんだが、マナの絶えた世界は遠からず滅亡する。
危機を回避したのではなく、先延ばしたに過ぎないのだ。

マナの木になる、と。
青年に別れを告げるか、黙って消えるか。まだ悩んでいた。
黙って消えても遠からず気づく事になる。その時、青年がどのような心境になるか。それを考えれば酷く残酷なことだ。
しかし、面と向かって言うのも……。

空に濃密なマナの気配を感じて仰ぎ見ると、先程まで晴天だったのにどんよりと重く曇っていた。
やがて高濃度のマナの結晶体が、雪という形で地上に降り注いでいく。
その正体は、すぐにわかった。
「神獣の破片が、雪に変わっていく……」

神獣の残骸によって滅亡へのタイムリミットは伸びた。
数十年の猶予が出来た事を実感するが、少女の決意は変わらない。
どのみち、最後のマナの血族である少女が、マナの木とならなければならないのだ。
早いか、遅いかの違いならば、早い方がいい。

「―――」
振り返った青年は少女を見るなり、打ちのめされた顔になった。
「あたし、マナの木になるよ」
母が亡くなった時に、少女の旅の結末は決まっていた。




言い訳
世界は救われたけれど、ディラック(姫)を救えず、ランディ、ポポイとも今生の別れになってしまう。
聖剣2での男女逆転は、プリムにとって欝エンドにしかならないのでは?
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